一軒家の遺品整理の費用相場っていくら?費用を安くするコツも徹底解説!
「遠方の一軒家に一人で住んでいた親が突然亡くなってしまった」こんな経験皆さんはありますか?そうなったとき、一般的には故人の葬儀が終わった後に、遺品整理を行いますが、遠方に住んでいるということもあって、なかなか遺品整理に時間がかけられないでしょう。
そこで今回は一軒家の遺品整理を業者に依頼したときの費用について解説していきます。一軒家はマンションやアパートの遺品整理よりも、費用相場に幅があるため、この記事を読んでそのことをしっかり理解できるようにしましょう。
Contents
一軒家の遺品整理の特徴
一軒家の遺品整理は、マンションやアパートよりも部屋の数が多く、荷物の量も多い傾向があります。
- ・一軒家の方が費用が安い場合がある(階段が無く運びやすい場合等が多い為)
- ・部屋の数が多い
- ・荷物の量が多い
- ・庭に駐車でき、作業ができる
- ・リフォームが可能
一軒家の遺品整理とアパート・マンションの遺品整理の違いは、以上のようなものが挙げられます。ただし、費用に関しては、郊外の一軒家だったり、大きい一軒家だとするとマンションやアパートより高くなる場合があります。その辺も考慮してしておくべきです!
基本的には一軒家はマンション・アパートより間取りが広く、荷物の量が多いため、自分たちで遺品整理を行うよりも業者に依頼するほうが早く片づけを行うことが可能です。
一軒家の遺品整理を業者に依頼するメリット・デメリット
そこで次は一軒家の遺品整理を業者に依頼するメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
一軒家の遺品整理を業者に依頼するメリットは、以下の通りです。
- ・時間をかけずに遺品整理ができる
- ・遺品整理の負担を減らすことができる
- ・遺品の回収と買取を同時に行うことができる
- ・遺品の整理だけでなく、清掃もしてくれる
- ・遺品や相続などに関する相談ができる
マンションやアパートの遺品整理を依頼する場合と、ほとんど変わりませんが、一軒家は家屋が大きく、部屋の数が多いので、時間をかけずに、早く遺品整理を終えられるのはとてもありがたいですね!
さらに大きな家具を2階から外に運ぶとなると、階段を使って自分たちの力で運ぶのはかなり大変なので、その辺の負担が減るのも業者に依頼するメリットです。
デメリット
一見すると、メリットが多いためデメリットはないのでは?と考える人もいますが、デメリットもあります。一軒家の遺品整理を業者に依頼するデメリットは以下の通りです。
- ・費用が高い
- ・悪徳業者に注意しなければいけない
遺品整理業者に遺品整理を依頼しようとすると、やはり自分たちでやるよりも費用がかかるのがネックです。時間をかけずに遺品整理を行おうとすると、人員が必要になるため、人件費がかかってしまいます。ですが費用以上にすばらしいサービスを提供してくれるので、費用は相見積もりをして、費用を抑えられるようにするのがよいです。
ここで注意しておきたいのは、良い業者ばかりではないということです!
高い費用を請求してくる業者や遺品を何でも処分してしまう業者、経験の浅い業者もいます。故人や遺族の方にとって大切な遺品整理ですので、見積もりについては詳細を聞きだしたり、業者の対応をみて良い業者を見極めるようにしましょう。
一軒家の遺品整理を業者に依頼した場合の費用相場
ここから、一軒家の遺品整理を業者に依頼した場合の費用相場について、紹介していきますが、まずは何によって遺品整理の費用が変わってくるのかについて説明します。
一軒家の遺品整理の費用に影響を与える要素
一軒家の遺品整理の費用に影響を与える要素は、
- ・部屋の広さ
- ・処分する荷物の量
- ・作業する業者の人数
- ・作業時間
- ・オプションサービス
主にこの5つの要素が挙げられます。
1つ目の要素が「部屋の広さ」です。一軒家では特に部屋の広さと間取りの数が費用に大きく影響を与える要素の一つになります。
2つ目の要素が「処分する荷物の量」です。一軒家ですとマンションやアパートに比べて部屋が広くなるため、必然的に荷物の量が多い傾向にあるので、自分で減らせそうであれば、少し片付けて荷物の量を減らすのが良いでしょう。
3つ目・4つ目の要素が「作業人数」と「作業時間」です。もちろん作業人数が多ければ多いほど、また作業時間が長ければ長いほど費用は高くなります。
最後に5つ目の要素が「オプションのサービス」です。遺品整理業者によってできるサービスはバラバラですが、たくさんの種類があります。
- ・遺品の供養
- ・遺品の買取
- ・ハウスクリーニング
- ・特殊清掃
- ・部屋の消臭・消毒
- ・自動車・バイクの回収と廃車手続き
- ・不動産の解体・買取
以上が主なオプションサービスです。業者のホームページを見たり、業者の方に聞いてどのサービスができるのか確認しておきましょう。
一軒家の費用相場はいくら?
一軒家の遺品整理を業者に依頼した場合の費用の相場は以下の表の通りです。
間取り | 費用相場 | 作業人数 | 作業時間 |
2DK・2LDK | 10万円~30万円 | 3~6名 | 3~6時間 |
3DK・3LDK | 15万円~50万円 | 3~8名 | 5~10時間 |
4DK・4LDK | 20万円~70万円 | 4~8名 | 6~15時間 |
5LDK以上 | 30万円~ | 5名以上 | 8時間以上 |
一軒家は同じ間取りでも広さがかなり違うので、費用相場に幅があります。また遺品整理をする業者によって、費用の基準が異なります。そのため、実際に遺品整理に取りかかる前に、業者への費用の詳細の確認を怠らないでください!相見積もりをしてみるのもおすすめです。
一軒家の遺品整理の費用を抑えるポイント
一軒家の遺品整理を業者に依頼するなら、やっぱり費用を安く抑えたいですよね?そこで遺品整理の費用を抑えるポイントを紹介します。
遺品を片付けられるものはできる限り片付ける
1つ目のポイントは「遺品を片付けられるものはできる限り片付ける」ことです。先程説明した通り、「荷物の量」によって費用は大きく変動します。一軒家は特に部屋が広く、その分荷物の量が多い傾向にあるため、できる範囲の片付けをしておくのがおすすめです。
自分たちでできる片付けとしては、自治体に出せるゴミの処分や分別、貴重品の捜索などが挙げられます。「どのくらいやればいいのかわからない」と不安な方は遺品整理業者に依頼するときに、業者の方に聞いてみるのがよいでしょう。
遺品を買取に出す
2つ目のポイントは「遺品を買取に出す」ことです。遺品を何でも処分するのではなく買取に出すと、お金になるものが多く存在します。例えば、骨董品、貴金属、時計、家具・家電、カメラ、着物、絵画、楽器、ブランド品、洋服、宝石などがあります。
自分たちで前もって買取に出すのもいいですが、遺品整理業者は遺品の回収と買取を両方行ってくれる場合が多く、作業費から買取の費用を値引きしてくれるので、遺品整理を業者が行う際に買取までしてもらうのがおすすめです。処分するか買取してもらうか迷っている場合は業者に相談してみましょう。
相見積もりをとる
3つ目のポイントは「相見積もりをとる」ことです。遺品整理業者を3~4社見積もりをとって、より適正な価格で受けられる業者を選びましょう。先程業者に依頼するデメリットのところでも説明しましたが、高額を請求する悪徳業者もいるので、そういった業者の見極めをしましょう。
業者の見極めのポイントとしては、「見積もりの対応が丁寧かどうか」「迅速な対応をしてくれるか」「料金の詳細を教えてくれるかどうか」このようなところになります。
まとめ
以上ここまで一軒家の遺品整理を業者に依頼した場合の費用について解説してきました。この記事が少しでも参考になっていただければ幸いです。最後に簡単にまとめます。
- ・一軒家の遺品整理はマンションやアパートのときと違って、部屋や間取りの数が多いことが特徴で、だからこそ業者に依頼するのがおすすめです。
- ・費用相場にも幅があるため、きちんと業者に費用の詳細を確認しておきましょう。
- ・一軒家の遺品整理の費用を安くするコツは、「自分で片付けられるものは片付けること」「遺品の買取をすること」「相見積もりをとること」です。
これらのことをきちんと理解したうえで、より適切な遺品整理を行えるよう遺族や業者の方と相談しながら考えてみてください。