あなたは大丈夫?ゴミ屋敷の正しい片付けかたをレベル別で解説

あなたは大丈夫?ゴミ屋敷の正しい片付けかたをレベル別で解説

ゴミ屋敷に基準ってあるの?ゴミ屋敷ってどうやって片付けるの? と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。 そこでこの記事では、レベル別ゴミ屋敷の基準と正しい片付け方について解説していきます。 自分の家がどのレベルのゴミ屋敷かを知ることで、業者に頼むかどうかなど、正しい対処法をとることができます。 自分はゴミ屋敷ではない、といった方にもゴミ屋敷にしないために必要な情報を載せているのでぜひ最後までご覧ください。

ゴミ屋敷とは

ゴミ屋敷とは、ゴミが家の中に積まれた状態で放置されており、生活できる場所がなく管理が行き届いていない状態のことです。 その状態になっている家屋は、人が生活していくうえで適切な状態ではなく、天井までゴミで埋もれていることもあります。 ゴミ屋敷で育ってしまった人、掃除をすることが苦手な人、とても忙しくゴミ捨てする余裕がない人などがゴミ屋敷を作り上げてしまいます。 また、孤独さを埋めるためにゴミを集めてしまうといった人も存在します。

ゴミ屋敷が及ぼす悪影響

ゴミ屋敷かどのようなものか理解できたかと思います。 ここからはゴミ屋敷が及ぼす様々な悪影響を解説していきます。

悪臭を及ぼす

軽度なゴミ、例えば弁当や生もののゴミは時間が経つにつれ、腐ってしまいます。 それによって悪臭が発生し、部屋などに染みついてしまいます。 生ゴミ以外にも湿気を含むことで悪臭を起こすゴミはたくさんあります。 悪臭は部屋に住んでいる人に嫌な思いをさせるだけでなく周辺住民にも影響を及ぼしかねません。

害虫が発生してくる

腐ってしまうような生ゴミなどを放置しておくと害虫が発生します。 なぜ害虫が発生すると悪影響なのかというと、その理由は主に二つあります。
一つは家屋の建材をいためてしまうことです。
シロアリなどは倒木や切り株などを餌とし、巣を作ります。 住宅用に加工された建材の多くはシロアリの好む性質を含んでいるため、被害を受けやすいです。
二つ目は人間の体調に影響を及ぼす可能性があることです。
シラミなどは感染症や皮膚病の原因になるとされています。

周辺住民に悪影響を及ぼす

悪臭や害虫の発生によって影響を受けるのは自分だけではありません。 その周辺に住む人々にまで悪影響を及ぼします。 一度周りとトラブルを抱えてしまうと、そのあととても住みづらくなってしまいます。

ゴミ屋敷をレベル別に解説

ゴミ屋敷がどのようなものか分かったところで、ここからはレベル別にゴミ屋敷を解説していきます。 自分が今どのレベルにいるのか把握しておきましょう。

レベル1: 弁当などのゴミが放置してある

ゴミ屋敷レベル1は、食べ終えた弁当などの軽度なゴミが放置されている状態のことを指します。 基本的には、弁当を食べた後のゴミや使い終わったもののゴミはすぐに捨てるため、残っていない状態になっているはずです。 ですが、残っていないはずのゴミが放置されているという状態は、ゴミ屋敷の始まりの第一歩です。
また、弁当や生もののゴミは腐ってしまうこともあります。 腐ってしまうと片付けがより面倒になり、それによって別のゴミを生むという悪循環になる可能性があります。 レベル1の状態では、ゴミ屋敷化していないし大丈夫だ、と考えられる方も多くいらっしゃるでしょう。 ですがこれらの小さなことの積み重ねでゴミ屋敷は生まれます。 小さなごみであっても気付いた時に片付けることを心がけましょう。

レベル2: 床が埋まってきている

ゴミ屋敷レベル2は、ゴミによって床が埋まってきており、足の踏み場や座る場所がない状態のことを指します。 ゴミを溜めすぎたことによって生活スペースが圧迫され、このレベルからゴミの上で生活する人という人も出てくるでしょう。 ゴミ屋敷レベル2の人はれっきとしたゴミ屋敷の一員です。 床が埋まるまでゴミを放置しすぎた場合、レベル1よりも片付けることに対する難易度は高くなってしまいます。 床をゴミが占領してしまうと、ゴミを踏んで怪我をする可能性や、異臭や腐敗を引き起こす可能性もあります。 この状態で部屋を改善できなければ、さらに片付けの難易度は上がり、部屋は悪化していくでしょう。 もし当てはまる場合、早急に対処するようにしましょう。 このレベルであれば部屋も傷んでいる可能性は低く、掃除をすれば元の部屋に戻るかもしれません。

レベル3: 害虫が発生してしまっている

ゴミ屋敷レベル3は、食べ物などが腐った結果、害虫が発生してしまっている状態のことを指します。 匂いはひどく、このレベルの部屋の状態はとても悪いといえるでしょう。 ゴキブリやハエ、更に悪化してしまっていた場合、ウジやシロアリが沸いている可能性もあります。
また、ゴミを片付けたとしても害虫の卵などが発生している可能性も高いです。 さらにひどい場合、専用の殺虫剤などを使って掃除しないといけなくなってしまいます。 対処できる場合はできる限り早く対処しましょう。

レベル4: ゴミによって部屋が半分以上埋まっている

ゴミ屋敷レベル4は、ゴミによって部屋が半分以上埋まっている状態のことを指します。 このレベルの部屋はもはや自力では片付けることはできないでしょう。 手に負えないほど増えてしまったゴミは住んでいる人の気力を奪い、片付けることを放棄させてしまいます。
また、眠る、ご飯を食べるといった生活のすべてをゴミの中でおこなうことになってしまいます。 もちろん近隣住人や、自身の体調にまで悪影響を及ぼし、害虫も発生してしまいます。 身体にカビが生えてしまうといった、普段起きにくい病気の原因にもなりえます。 仮にこの状態で火の気があれば火災になる可能性もあり、命の危険もあります。 すぐに業者に片付けを依頼し、対処しましょう。

ゴミ屋敷の正しい片付け方

ここまでレベル別にゴミ屋敷を解説していきました。 ここからはゴミ屋敷の正しい片付け方を解説していきます。 自分の家がゴミ屋敷ではないという方もぜひ参考にしてください。

弁当などの軽度なゴミから片付ける

まず、弁当を食べた後のゴミや使い終わったもののゴミなど軽度なものから片付けましょう。 袋や軍手を用意しておくと、よりスムーズに片付けをおこなうことができます。 ゴミが多すぎると片付ける気力が削がれてしまいます。 大きなゴミからでは難易度が高いため、最初から全て片付けようとせず、ゴミを減らすことを意識しておこないましょう。 優先順位をつけて掃除し、ゴミの出し方がわからないものは、他のものが片付いた後に分別します。 ゴミの収集日の前日におこなうと、まとめたごみをすぐに捨てることができるためおすすめです。

必要なものといらないものを分ける

たくさんのゴミの中には必要なものが埋もれている可能性が高いです。 人によって必要なものというのは変わってきます。 どれを残しておく必要があるかをしっかりと把握するために印をつけ、分かりやすい位置に置いておきましょう。 それによって印がついていないもの、つまりいらないものをスムーズに捨てることができます。 一般的な必要なものの例として挙げられるのは印鑑や通帳などです。 必要なものを分けることができると、必要なものがどこにあれば便利なのかを考えることができます。 それによって自然と収納や、それに伴うスペースの確保などを行うことができるようになります。

大きいゴミを片付ける

軽度なゴミから片付け、必要なものとそうでないものの分別が済んだら次は大きいゴミです。 今までにまとめたゴミの袋や使わなくなった家電製品、家具などのことを指します。 これらを片付けると部屋が広く、綺麗に見えます。 ゴミや家電の種類によっては、自治体で捨てることができないものもあるかもしれません。 その場合は買い取りに来てくれる業者などの検討も視野に入れてよいでしょう。 大きいゴミを捨てた後、残るのは簡単な掃除です。 清潔でゴミがたまらない状態を維持できるように綺麗に掃除しましょう。

手に負えない場合業者に頼む

もし、これらのステップを踏んでもゴミが片付きそうもない、自分では難しいと感じた場合は業者に頼んでみましょう。 家具や不用品が多い場合、掃除の時間が取れない場合、自分では対処が難しい害虫などが発生している場合など。 これらに当てはまる人は業者に依頼することをお勧めします。 自分で片付ける意識はもちろん大事ですが、片付けるにもそれ相応の時間とお金がかかってしまいます。 また、できるだけ綺麗に片付けたい場合、業者に依頼した方が片付きやすいです。 ですが、業者に依頼するにしても、必要なものといらない物の分別はおこなっておきましょう。 業者には個人の私物で何が必要で何がいらないものかを分別することはできません。

ゴミ屋敷の片付け業者の選び方

業者といっても、良い業者、悪い業者が存在します。 問い合わせをしている際のスタッフの対応など、様々な要素を考えたうえで選ぶようにしましょう。 ここでは片付け業者の選び方について解説していきます。

実績が豊富である

片付けの実績が豊富なことは良い業者であることの証拠になります。 実績が少なくスタッフの教育ができていない業者に頼んだ場合、態度が悪いことに不快な気持ちを覚えたり、仕事が雑である可能性もあります。 業者を選ぶ際はその業者のホームページなどから実績をしっかりと確認したうえで選ぶようにしましょう。

業者の所在地を確認する

これは会社として当然のことですが、きちんと会社が記載してある住所の位置に存在しているか確認しておきましょう。 地図やマップで調べたら空き家であった、また連絡先が携帯電話だけである、といった場合もあるため注意が必要です。 そのような業者に頼むと何か問題が発生した場合、対応してくれない可能性があります。

見積もりを具体的におこなってくれる

見積もりを実際に業者にお願いした際、内容を丁寧かつ具体的に説明してくれるかどうかは重要です。 例として、何人で行うのか、作業時間はどのくらいかかるのか、何にいくらかかるのかなどです。 これらを詳細に説明してくれない業者は料金をかさましして請求してくる可能性があります。 また、追加請求される場合などについてもしっかりと聞いておきましょう。

他の業者と比較検討する

これまでに記載した内容を踏まえて、業者に依頼する前に他の業者にも問い合わせをおこないましょう。 そして見積もりを出し、内容と金額、実績などを考慮したうえで業者を決めます。 もちろん、金額が安い方の業者を選ぶこともよいですが、問題発生時の対応やスタッフの丁寧さなど、色々なことを考えたうえで決めましょう。

ゴミ屋敷にしないために必要なこと

溜めるつもりなんて全くなかったのにゴミが溜まってしまっていた。 一度綺麗にしたのでもうゴミ屋敷にはしたくない。 そのような人たちが、自分の家をゴミ屋敷にさせないためには何をすればよいのでしょうか。 ここではゴミ屋敷にしないために必要なことを解説していきます。

物を増やさない

ゴミなどを溜めてしまい、自分の家をゴミ屋敷にしてしまう人の特徴として挙げられるのがとにかく物を買ってしまう人です。 計画性を持たずに物を買ってしまう人は、後に買ったものが不用品になることが多いです。 そしてどんどん不用品が溜まっていき、溜めてしまうことによって片付けをおこなう気をなくしていきます。 結果としてゴミ屋敷化が進んでいってしまうという悪循環を生みます。 対処として、物を買ったり増やすことを辞め、今あるものを大切に使いましょう。

溜め込んでいる物を捨てる

物を溜めてしまう人の中には万が一の時に必要なものだから、いつか使うことがあるだろう、という理由から不用品を捨てない人がいます。 ですが、そのような不用品の多くは結局使わずに捨ててしまうようなものばかりです。 不用品を見つけたとき、いつか使うから、ではなく積極的に捨てるようにしましょう。 もし仮に、使う可能性があるから残しておきたい、という場合は何年後までに使わなかったら処分する、といった期限を設けることをおすすめします。

他人との交流を持つ

孤独から物を溜めてしまい、ゴミ屋敷になってしまうといった人は高齢者の方々に多く見られます。 周りに人がいないため、一人暮らしの寂しさを埋めるためにゴミを集めてしまうのです。 このような場合は、地域の行事など、積極的に他人とのコミュニケーションをとることを心がけるようにしましょう。 他人とのコミュニケーションには生活に活気を与えてくれます。 また、他人とコミュニケーションをとることで人の目を意識するようになるため、片付けや掃除などをおこなう気になります。

まとめ

この記事ではゴミ屋敷のレベル別解説、また正しい片付け方などについて解説してきました。 記事を読んで分かる通り、ゴミ屋敷は様々な悪影響を及ぼす可能性があります。 日頃からゴミを溜めてしまう癖がある方、ゴミを少し溜めてしまっていた方などはすぐに自身でできる限りの対処をしましょう。 それが難しいと感じた場合は迷わずに業者へと連絡してみましょう。 最後までご覧いただきありがとうございました。 ゴミ屋敷掃除をお考えでしたら、ぜひ一度フェアサービスへご相談ください!

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