実家のゴミ屋敷を掃除するには?親を説得するコツ5選!
「最近、実家がゴミ屋敷状態になってきた」
「でも何度両親を説得しても、全然キレイにならない」
こんなお悩みありませんか?
近年ゴミ屋敷はテレビのニュースにも取り上げられ、社会問題化されています。
そんなゴミ屋敷、いざ実家がそうなってしまうと対処するのはとても難しいです。ただ掃除するよう説得しても、解決はしません。
そのため、なぜゴミ屋敷になってしまったのかを紐解いて、片付けるように説得するコツを知っておくのが重要です!
こちらの記事でしっかりと原因と対策を知って、実家がゴミ屋敷になってしまった方は解決を、これからゴミ屋敷になりそうな方は未然に防ぎましょう。
Contents
ゴミ屋敷をそのままにするのは危険がいっぱい
ゴミ屋敷の実家をそのままにしておくと、近隣住民とのトラブルになる場合も少なくありません。それだけなく最悪、命に関わる問題が起こる可能性もあります。具体的に以下のような問題が考えられます。
火災
ゴミ屋敷では火事になった場合、初期状態で気づくのがとても難しいです。ゴミに埋もれて小さなボヤが見えず、ゴミにおいで焦げ臭いのに気づきにくいです。しかもゴミをつたって火が広がるため、火事が悪化するのも非常に早いです。
また、ストーブとゴミの距離が近かったり、ホコリがコンセント接続部分に積もったりと、キレイな家では起こりにくい火事の原因も存在します。
ゴミ屋敷に住むことで起こりうる病気のリスク
ゴミに囲われて生活するため、健康に様々な悪影響を及ぼします。害虫はもちろん、目に見えない細菌やウイルスを媒介して考えもしなかった病気にかかることもあります。主に以下のようなものが考えられます。
- ・感染症
感染症は、細菌やウイルスなどが喉や鼻から体内に侵入し、定着、増殖することで発生します。接触感染、空気感染と主に2つの経路がありますが、ゴミ屋敷ではどちらの発生も多いに考えられます。ゴミに集まったハエなども細菌を運ぶため、避けるのは難しいでしょう。
サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などによる感染性胃腸炎が代表的なものです。
- ・食中毒
ゴミ屋敷では、大量の微生物が浮遊しており食中毒のリスクが高まります。腐ったものなどを食べなければ大丈夫に思えますが、腐ったものに触れた手で食べるだけでも、食中毒になる可能性はあります。命の危険もあるため、早急に掃除するのがよいでしょう。
ゴミ屋敷条例による罰
命に問題はありませんが、近隣住民からの通報によって強制的に撤去させられることもあります。通報された初期は警告や指導などですが、ゴミ屋敷状態が改善しなかった場合は強制撤去となります。ただし、ゴミ屋敷条例という名前は通称ですので、実家などが該当する自治体の条例を調べてみてください。
ゴミ屋敷の原因として考えられる病気とは?
孤独感が強い
主に高齢者の方で、さみしさからゴミを集めるというケースが存在します。配偶者が亡くなるなどすると、今まで2人でいた空間で1人になり孤独を感じやすくなります。そこで部屋をゴミで満たすことによって心を満たされるため、ゴミが捨てられずゴミ屋敷になってしまうのです。ご両親と疎遠になっていた場合、そこに原因があるかもしれません。まずは定期的に顔を合わせたり、電話してみてはいかがでしょうか。
精神的な病気
今回は代表的な3点を紹介します。これらが悪化すると「セルフネグレクト」になってしまい、食事、お風呂、家事など全てのことに無関心になってしまいます。ゴミ屋敷になってしまった場合、まずは病院に行き、本人にゴミ屋敷状態になったことを自覚させ、治療を受けるよう促してみてください。
強迫性貯蔵症(ホーディング)
ホーディングとは、臨床的には「他の人にとってほとんど価値がないと思われるモノを大量に溜め込み、処分できない行為」と定義されています。アメリカで実に2~5%と人が該当しており、珍しい病気ではありません。以下の中から当てはまるものがあれば、ホーディングに該当します。
- ・価値のなさそうな物を大量に収集し、捨てることができないこと
- ・生活空間が散らかっているため、本来意図されたような空間の活用ができないこと
- ・ホーディングによって深刻な苦痛や機能不全が生じること
他にも古新聞や雑誌、郵便物、衣類、食品のパック、紙袋、シャンプーや石鹸などの日用品を必要以上にストックを保持しているのが特徴です。
認知症
認知症は65歳以上は5人に1人がなる病気です。脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態を指しています。認知症には以下のような症状があります。
- ・記憶障害………物忘れが激しくなる
- ・判断力の低下…正しい判断できない
- ・理解力の低下…ルールや決まりを理解できない
- ・見当識障害……日付・曜日・時間などがわからなくなる
- ・実行機能障害…物事を手順通りに進められない
この認知症によってゴミを捨てようとして忘れる、曜日を間違えて捨てられない、ゴミを包んで出すまで上手くできないなど様々な問題が発生します。
統合失調症
統合失調症は、幻覚や妄想などの症状が起こる病気です。他にも認知機能障害が起こり、これがゴミ屋敷になることに関係するでしょう。
- ・記憶力の低下
- ・注意・集中力の低下
- ・判断力の低下
これらによって認知症と同様にゴミの捨て忘れ、ゴミを捨てられないといったことが発生します。
体力の低下
精神的な問題だけでなく、身体的な問題によって家がゴミ屋敷化することはよくあることです。キレイ好きで掃除をしようと心で思っていても、体力が落ちてくるとなかなか掃除ができなくなります。マンションの一室などであればまだしも、一軒家となると掃除の手間は想像以上にかかります。
このように「体力の低下によってごみが捨てられない」、「ゴミが増える」と悪循環に陥ってしまうと自力で抜け出すことはなかなか難しいです。家族が手伝ったり、業者に依頼して解決をするのが良いでしょう。ルーズな性格や病気かと思って病院などに行っても何も変わらない場合は、ぜひ体力問題にも目を向けてみてください。
説得のコツと実家のゴミ屋敷を掃除する手順
ゴミ屋敷の掃除をする際はいきなり掃除を始めてはいけません。それではまた時間が経つとゴミが増えてしまい、何度も何度も掃除を促すことになります。はじめにゴミ屋敷となってしまった原因を一緒に考えて、自発的に掃除してもらえるようにしましょう。ゴミ屋敷掃除流れは以下の通りです。
ゴミ屋敷となった原因を判明させる
まずは両親に話を聞いてみましょう。そして一緒に病院に行き、原因を判明させてください。原因は1つとは限りませんが、一つ一つ解決していきましょう。原因を把握することが再びゴミ屋敷になることを防ぐことに繋がります。原因は上でも書いた通り以下のことが考えられ、それぞれ次のように解決できるかもしれません。
- ・孤独感が強い…こまめにに連絡する
- ・精神的な病気…病院にいってしかるべき対処をする
- ・体力の低下……代わりに掃除をするor業者に依頼する
説得してゴミ屋敷の片付けに賛成してもらう
原因を判明させたら、ゴミ屋敷掃除の説得に入ります。ここで無理矢理掃除を進めようとしたり、勝手に掃除してはいけません。以下の5つのコツを意識して説得してみてください。
- ・頭ごなしに否定しない
基本的ですが、これを忘れないようにしましょう。無理矢理話を進めてしまうと結局またゴミ屋敷になってしまい、
何度も何度も大掃除することになります。最初に判明させた原因をもとにじっくり説得をしてください。
- ・不用品は「捨てる」のではなく「売る」方向に促す
捨てるというと自分の必要と思っている物をゴミ扱いされた思い、気分くを害してしまうこともあります。物を売るついでに、いらない物を片付けるといった表現だとスムーズに話が進みやすいです。
- ・会う回数を増やす
大人になると、子供時代と比較して会う回数が減ります。そして会う回数が減ることによって、会話も減っていきます。すると親子の絆も希薄なり、説得は難しくなります。長期休暇に帰省する、月に1回電話するなどして説得に必要な関係性を築きましょう。
- ・孫に影響する話をする
親は基本的に子供にはもちろん、可愛い孫に迷惑をかけたくないと思っています。「家をを掃除して孫と一緒に行きたい」と伝えてみると、協力的になってくれたという方もいます。お子さんがいる方はぜひ試してみてください。
- ・部屋の一部分を片付ける
ゴミ屋敷にずっと住んでいる所キレイな部屋の快適さを忘れてしまいます。そのため一部を掃除することで快適さを思い出してもらってから、説得するのもよい手段です。ただしこの時いきなりリビングなどを片付けず、パーソナルスペースから遠いトイレの掃除などから始めると、親が抵抗感をあまり感じず掃除をすることができます。
業者に依頼をしてゴミ屋敷を片付ける
説得が終わったらいよいよ掃除開始です。業者に依頼して掃除をしてもらいましょう。依頼する業者探し最初の「ゴミ屋敷となった原因を判明させる」段階でしておくとスムーズに掃除を進めることができます。
まとめ
以上ゴミ屋敷になってしまう原因と掃除する際の説得方法でした。ゴミ屋敷掃除は無理矢理進めてしまうと何度も何度もゴミ屋敷になっていまい、そのたびに掃除することになります。原因を自覚してもらって、こまめに掃除するようにしましょう! フェアサービスではゴミ屋敷掃除やハウスクリーニングをご依頼いただけます。 ゴミ屋敷の片付けにお困りでしたら、ぜひ無料のお見積もりからお気軽にお問い合わせください!